あまった除光液どうやって捨てる?除光液の捨て方を写真付きで解説
マニキュアのオフには欠かせない除光液。
ですがネイルをやらなくなって、「除光液が丸ごと1本余ってしまっている」「ずっと前に買ったものを放置している」という方も多いのではないでしょうか。
筆者自身も、自宅に使わなくなった除光液が丸ごと1本残っている状態…。
捨てるにしても正しい捨て方がイマイチわからない!ということで、今回は除光液の捨て方について調べてみました。
除光液は流して捨ててもいい?
除光液は液体なので、「流して捨てればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。ですが、流して捨てても平気というのは大きな間違い。なぜなら、除光液には「アセトン」という成分が含まれているため。
実際に我が家で余っている除光液をチェックしてみると…

ボトル裏や成分表にしっかり記載されています。このアセトン一体何ものなんでしょうか?
除光液に含まれる「アセトン」とは?
アセトンは、揮発性の高い有機溶剤で、高い洗浄力と速乾性を兼ね備えていおり、ネイルを素早くオフするのにとても便利な成分です。
ネイルだけでなく、樹脂・油脂・塗料などを溶かす目的でも、幅広く使用されている優れもの。
とても便利な成分ではありますが、使用時や処分する際に、注意しなければならない性質がいくつかあります。
①空気に触れるとすぐに蒸発し、成分が広がりやすい
空気に触れて、すぐに蒸発する性質を、揮発性が高いと言います。除光液を使うと、部屋中にあの独特の匂いが広がってしまうのは、この性質によるものです。
②揮発性の高いものは、燃えやすい
揮発し広がった成分は、わずかな火の気でも燃えやすく、火災の危険を伴います。実はアセトンは、消防法で危険物として分類されるほど、引火性が高い成分なのです!
参考:東京消防庁-関係法令「消防法」/一般財団法人全国危険物安全協会-注意喚起リーフレット「灯油や、危険物を含有している塗料、アロマオイル等の①火災・事故の事例と②注意すべきポイント」
③広がった蒸気を吸い込むと体調不良を引き起こすことも
除光液を使っていて、頭がくらくらしたり、気分が悪くなった経験はありませんか?これは、アセトンが揮発する際に発生する蒸気を吸い込むことで起こる症状です。
実際に、ネイルオフのために除光液を使用していた際、そばにいた赤ちゃんや小さなお子さんが体調不良を起こしたとされる報告もあり、特に妊婦さんや乳幼児のいる環境では、十分な注意が必要です。
④環境への影響が懸念される物質
アセトンは、環境省が進めているVOC(揮発性有機化合物)対策の中で、注意喚起されている物質群の一部になります。
万が一、下水処理しきれずに、川や水に流れてしまえば、水質汚染などの悪影響につながります。
「流して捨てる」「容器のまま捨てる」と起こる危険とは
ご紹介した性質を持つアセトンを含む除光液を流して捨てたり、容器のまま捨ててしまうと、次のような危険があります。
- 排水管を傷めるたり、劣化の原因になる
- 排水管の中で成分が気化し、引火するおそれがある
- 川や海に流れ込み、水質に影響する可能性がある
- 中身が残った容器がゴミ収集車や処理施設で火災の原因になる
- 収集時に容器が破損し、中身が漏れてしまう可能性がある
ですので、除光液を捨てるときは、かならず正しい方法で処分をしましょう。
除光液の捨て方
アセトンを含む除光液を捨てる際は、まずは除光液そのものの危険性を下げる必要があります。
危険性を下げるには、徐光液を揮発させて蒸気を空気中に広げるのが簡単な方法になります。
ですので、除光液の捨てる際は…
- ①タオルや古布に除光液を染み込ませる
- ②風通しの良い場所でしっかり揮発させる
- ③完全に乾いたことを確認して、可燃ごみとして捨てる
という方法が、適切で安全な処分方法になります。
※染み込ませて、可燃ごみに捨てるというのは、私が住んでいる自治体に確認した処分方法になります。お住まいの自治体によって詳しい処分のルールは異なりますので、実際に処分をされる際は、必ずご自身で確認をお願いします。
実際の手順(写真つき)
実際に私もさきほどご紹介した方法で、家に残っていた除光液を処分してみたので、その流れをまとめてみました。
用意するもの

- ・使わなくなったタオルや古布
- ・ビニール手袋
- ・マスク
- ・新聞紙
注意事項
作業するときは、ベランダや庭先などの屋外、室内で行う場合は必ず窓を開けるなど、十分に喚起された場所で行いましょう。また、暖房機器やキッチン周りといった火の気のある場所での作業は危険なので、注意してくださいね。
また、小さなお子さんや他の家族がいないタイミングでの作業もおすすめです。もしも、気分が悪くなったら、すぐに匂いのしない場所や屋外で休憩をとるようにしましょう。
①まずは十分な換気を確保
私はマンションに住んでいるため、ご近所への影響が気になるので、室内で作業しました。
ただし安全のため窓は二か所開け+換気扇、で、換気を確保した状態で行いました。
②新聞紙の上にタオルを広げ、染み込ませる

床などに除光液がシミつかないよう、新聞紙の上にタオルを広げ、除光液をタオルに染み込ませます。
空気に触れる面が大きいほど、揮発しやすくなるので、タオルは広げるのがポイントです。
この時に大量に染み込ませてしまうと、
- 後で乾かすときに時間がかかる
- 匂いが広がり、気持ち悪くなりやすい
ので、捨てるときは少量ずつ行いましょう。
③しばらく置いて乾かす

その後、乾燥するまで、日陰などに置いて乾かします。タオル以外の新聞紙や手袋も濡れているなら、一緒に乾かします。
濡れた状態は、まだ完全に揮発できていない証拠。必ずしっかりと乾かしましょう。
- アセトン特有のツンとした匂いがしない
- 触っても冷たく感じない(揮発中は気化熱でひんやりする)
- タオルや古布が元の乾いた質感に戻っている
という状態になれば、OK。揮発して、空気中に拡散しきったサインです。
私の場合、おおよそ15分ほどで、タオルに冷たさはなく、乾いた感じになりました。ですが、匂いが残っている状態だったので、そこからベランダで陰干しを30分追加。その後、匂いがしない状態になりました。(※ベランダに干すときは他の洗濯物がないときに)
④袋に入れて捨てる

タオル・新聞・手袋など、使ったものは、二重にしたビニール袋に入れ、可燃ごみとして捨てます。
⑤部屋の匂いが完全になくなるまで換気して終了
最後に部屋に広がった除光液の匂いがしなくなるまで、換気を続けます。我が家の場合、作業を始めて約50分後には、完全に匂いがしなくなりました。
やってみての感想(※あくまで個人の感想です)
捨て方自体は、そこまで難しくなく、簡単に作業を終えることができました。
ただ、私は少量でも臭いがきつく、除光液をこの1回だけで、すべて処分するのは難しい…という感想です。残りのあまりは、日を分けて少量ずつ捨てていこうと思います。
私のように匂いが苦手という方は、ご近所さんが窓を開けていない時期や時間帯を見計らい、少量程度であれば、ベランダで作業するのがおすすめです。
除光液に関するその他FAQ
除光液が入っていた容器はどうする?
空になった容器は、フタを開けた状態で、ベランダに半日~1日置き、残った中身を揮発させてから捨てるのが安全です。この時も火の気には十分注意してくださいね。
匂いが消えていればOKです。あとは、お住いの自治体のごみ処理ルールに従って、分別して捨てましょう。
ふき取ったコットンはそのまま捨てていいの?
除光液でマニキュアをふき取ったコットンも、使った直後にそのまま捨てるのは危険です。換気の良い場所で、乾かしてから袋に入れて捨てましょう。
シートタイプのものも同様で、アセトンが含まれているものは、同じように乾かすが安全です。
除光液が入った容器を、そのまま外に置いて揮発させる方法は?
除光液が入った容器のキャップを外し、そのままベランダに放置して揮発させる、という方法を見かけることがありますよね。
そもそもフタを開けただけでは空気に触れる面積も小さいので、たいして揮発を促すことができず、時間がかかります。
タオルや古布に染み込ませ、揮発させてから捨てるのが時間もかからず、よさそうです。
水で薄めれば大丈夫?
アセトンのような揮発性の高い物質は、水に流しても発揮性や引火性が失われることはありません。
薄めたつもりでも、蒸発して空気中に広がり、危険性は残ったままになります。トイレなら平気ということも、もちろんありません!
それに、アセトンは洗浄力も高いので、排水管内を傷めたり、劣化やモレの原因になる可能性もあります。
ですので、「排水口に流して捨てる」「容器ごとごみ箱に捨てる」といった処分方法は、絶対にしないようにしましょう。
ノンアセトン・アセトンフリーの除光液なら安心
もし今後、またネイルをすることがあれば、アセトン不使用タイプの除光液もおすすめです。
アセトン配合のものに比べると落ちにくさがあるようですが、
- あの独特の匂いがしない
- お肌や環境にも優しい
- 捨てる手間が省ける
などメリットが多いので、普通のネイルを使う程度の方であれば、よさそうです!
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まとめ
今回は、除光液の捨て方についてまとめました。
繰り返しになりますが、アセトン配合の除光液は、火災の恐れや、気分が悪くなる恐れがありますので、かならず注意して扱ってくださいね。
みなさんが、ご自宅にある除光液を捨てるときの参考になれば幸いです。